Sakana-Kaiについて

●設立趣旨 

周囲を海に囲まれている日本では、昔から四季を通じてさまざまな魚を食べてきました。 

地域が違えば、また違う種類の魚がさまざまに調理されて食されています。

こんなに多彩な魚を食べることができるのは日本だけといってもよいでしょう。

私たちは料理に関わる仕事をするなかで、先人たちから受け継がれてきた魚食文化には、すばらしい知恵がたくさん生かされていることを知り、魚の楽しみ方がどんどん広がっていきました。

同時に、輸入魚の流通量が4割を超え、全国一律四季を通じて同じような切り身魚が並んでいる昨今、伝統的な漁食文化が失われていくことをとても残念に思うようになりました。

そこで、それぞれの魚の特徴、旬や食べ方をはじめ、魚を取り巻く環境、地域色豊かな食文化について学び、考えていこうと、料理研究家や料理編集者たちが集まって2011年より活動を始めました。


●活動

魚の勉強会を、2カ月に1度、調理施設で行っています。子ども向けのお魚料理教室への取り組みも始めました。さらに、リーフレットづくり、産地見学など、少しずつ活動の幅を広げています。